見頃を迎えたさわやかな香りを漂わせるハスの花

人民網日本語版 2024年07月02日15:28

「花の世界」の夏の主役と言えば「ハスの花」。中国では、南方エリアから北方エリアに至るまで、各地にハスの花の名所がある。中国天気網が発表した「2024全国ハスの花鑑賞マップ」を見て、おすすめの名所を探してみよう。

雲南省や湖北省ではすでにハスの花が見頃に

中国では一足早く夏が到来する南方エリアでは、6月初めに、ハスの花が見頃を迎え、その品種も多い。一方、北方エリアで、ハスの花が見頃を迎えるのは、本格的な夏が到来する7月ごろだ。

「2024全国ハスの花鑑賞マップ」を見ると、雲南省や湖北省、江蘇省などでは、ハスの花がすでに見頃を迎えている。

雲南省の普者黒(プジャヘイ)国家湿地公園の約667ヘクタールの池は6月初めになると、ハスの花で一面覆われる。ほとんどが野生のハスで、品種は100種類以上あり、約4ヶ月にわたってハスの花を鑑賞することができる。

湖北省武漢市の東湖景勝地にある武漢植物園のハスの花も続々と見頃を迎えている。約1万6000平方メートルのエリアで約200種類のハスが栽培されており、ハスの花の香りがそよ風に乗って、ほのかに香り、厳しい暑さの日に、さわやかさを感じさせてくれる。

河北省や北京でも見頃を迎える

2024年6月24日、ハスの花が見頃を迎えた北京の頤和園(撮影・王暁)。

2024年6月24日、ハスの花が見頃を迎えた北京の頤和園(撮影・王暁)。

北方エリアには、悠久の歴史を誇るハスの花の名所がたくさんある。例えば、河北省保定市の淡水湖・白洋淀もその一つだ。白洋淀の約133ヘクタールの水域では、約700種類のハスが栽培されている。毎年6月から9月にかけて、それらのハスが順次、競うように花を咲かせ、さわやかな香りを漂わせる。そこでは、遊覧船に乗ってハスの花を鑑賞したり、橋の上から辺り一面を覆うハスの花を鑑賞したりすることができる。

また北京の頤和園のハスの花はその美しさで知られており、今年は、7月初めから8月にかけて見頃を迎えると見られている。夏になると、歴史の息吹を漂わせる古代皇室の庭園「頤和園」に、ハスが文字通り「花を添えて」いる。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年7月2日

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