2024全国夏入りマップが発表 北京・河北にはすでに夏が到来
中国の中・東部はここ数日、晴れて日差しが強まり、暑さが増している。華北エリアや黄淮エリアでは局地的に今年初めて「猛暑日」が観測され、「夏の暑さ」はその勢力を北へと広げている。中国天気網が報じた。
今週初め、中国北方エリアの多くの地域で晴れの天気となり、気温が上昇。華北エリアや黄淮エリアの多くの地域で最高気温30度以上を記録した。河北省阜平県や、河南省林州市、山東省寿光市では今年初の「猛暑日」を迎え、街中では半袖、半ズボンの市民の姿が多く見られ、「夏本番」といった様子があちこちで見られた。ここ数日、気温は下がったものの、下がり幅は小さく、夏入りを遅らせるほどの影響はなかった。
中国全土の夏入りの進捗状況を示すマップを見ると、今月15日の時点で、「夏の勢力」は、華南エリアのほとんどや江南エリア、西南エリアの一部の地域を覆っており、さらに北へと延びて、河南省を越え、北京市、天津市、河北省の一部の地域にまで広がっている。新疆維吾爾(ウイグル)自治区や内蒙古(内モンゴル)自治区の一部の地域もすでに夏入りしている。一方、貴州省や四川省、重慶市、江蘇省、安徽省、浙江省などの一部の地域、西北エリア東部、東北エリアの大部分は依然として「春」が続いており、新疆維吾爾自治区、青海省、西蔵(チベット)自治区の標高の高い地域に至っては、今なお「冬」が続いている。
今年、中国の華南エリアや華北エリアの一部の地域は、例年よりも目に見えて早く夏入りしている。中国天気網の気象分析師・石妍氏によると、省都級の大都市のうち、広州や福州、海口、南寧などは、例年よりも20日以上早い夏入りとなった。石家荘や北京、済南、鄭州などの地域は、例年5月中旬から後半にかけて夏入りするものの、今年は例年よりも約10日早い、5月上旬に夏入りした。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年5月17日
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