バドアジアジュニア選手権・団体戦で中国が優勝 亡くなった張志傑選手に金メダル捧げる
インドネシアのジョグジャカルタで開催されているバドミントンのアジアジュニア選手権で今月2日、混合団体の決勝が行われ、中国が3対1で韓国を破り、6年ぶりにチャンピオンの座を奪還した。
表彰式では、中国の選手たちが、6月30日の試合中に突然倒れ、帰らぬ人となってしまった張志傑選手のユニフォームを手に表彰台に上がり、記念撮影して涙を誘った。
中国の応援席の椅子にも、張選手の名前入りのユニフォームが置かれていた。張選手はグループステージのゲーム途中に突然コートで倒れ、病院に緊急搬送されたものの、同日息を引き取った。彼の「チャンピオンの座奪還」の夢は、チームメイトたちが叶えた。
中国バドミントン協会が今月1日に公式サイトで発表した情報によると、バドミントンジュニア選手権の中国代表だった張選手は6月30日夜の団体グループステージの最後の一戦で、突然倒れた。その後、大会組織委員会の医療チームや現地の病院での治療の甲斐なく、同日午後11時20分に息を引き取った。
インドネシアバドミントン協会は今月1日に記者会見を開き、病院での治療や検査の結果、張選手の死因は「心停止」との見解を示した。
世界バドミントン連盟(BWF)は今月2日、公式微博(ウェイボー)アカウントで、「張選手はインドネシアで開催中のバドミントンのアジアジュニア選手権の試合中に倒れ、帰らぬ人となってしまった。張選手の家族やチームメイト、中国バドミントン協会、及び中国のバドミントン界に、心から哀悼の意を表す」としたほか、「BWFはアジアバドミントン連盟や現地の組織委員会の正式な報告を待っている。徹底的に調査して、張選手がコートで倒れた時に、正しい医療の手順が踏まれたかを評価する」とした。
2007年1月30日に浙江省嘉興市で生まれた張選手は、バドミントンが大好きで、ジュニアナショナルチームの優秀な選手だった。2023年の中国全国青年バドミントン選手権では、乙組男子シングルと男子団体で優勝し、今年の同大会でも、乙組の男子団体で優勝していた。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年7月3日
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