世界最大の浮体式洋上風力発電プラットフォームが据付完了

人民網日本語版 2024年07月04日16:23

3日、2番目のブレードとハブが正確に連結したことにより、単体容量が世界最大の浮体式洋上風力発電プラットフォーム「OceanX 明陽天成号」が中船黄埔文沖船場で正式に設置完了した。人民網が伝えた。

このV字型に並ぶ2基の8.3MW洋上風力発電機を搭載する浮体式風力発電プラットフォームは、明陽集団が独自に開発したもので、総発電容量は16.6MWに達し、水深35m以上の世界の広い海域で使用可能。

同プラットフォームのブレードは最高219mに達し、空中最大幅は約369m。風力発電プラットフォーム全体の総排水量は約1万5000トンで、全体の曳航設計喫水は5.5m。計算によると、同プラットフォームは正式に稼働開始後、年間平均で約5400万kWh発電でき、3人家族3万世帯分の年間消費電力を賄える。

同プラットフォームの2本のタワーはV字型に並んでいる。受風面積は5万2000平方メートル以上で、標準的なサッカーコート7面分に相当。風力発電機が始動すると、2つのブレードが反対方向に回転する。対向回転によりブレードの中間エリアの風速が上がり、空気運動エネルギーから生み出される電気エネルギーも増える。同じ受風面積の単体の大型風力発電機の発電量を4.29%上回っている。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年7月4日

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