「チャイナレッド」8K中継車、パリ五輪会場に到着

人民網日本語版 2024年07月18日11:32

中央広播電視総台(以下「総台」)は17日、パリ五輪宣伝報道科学技術イノベーション記者会見を開催した。それによると、総台「チャイナレッド」8K中継車が現地時間16日午前、仏パリのスタッド・ド・フランスに到着し、オリンピック放送機構(OBS)との引き継ぎを完了した。「チャイナレッド」8K中継車及び超高画質取材・編集・放送技術はいずれも中国が独自に研究開発したもので、スタッド・ド・フランスでパリ五輪陸上競技と閉会式8K国際信号を制作する。中国が世界の視聴者に夏季五輪8K国際信号を提供するのは初めてとなる。科技日報が伝えた。

上述したこと以外にも、総台はパリ五輪期間中に主要な中継機関として、中継などの面で、初の夏季五輪フル4K UHD +3D音響制作、クラウド・ネットワーク一体化アーキテクチャによるオールメディア超高画質制作のサポート、クラウドベースの統合メディア編集・制作などを含む9件の科学技術イノベーションの成果を応用する。

総台技術局の智衛副局長は、「技術局は今回の五輪で総台メディアクラウドに基づき、パリにエッジノードを設置し、大陸を跨ぐ五輪中継クラウドサービスプラットフォームを構築し、複数種類の効率的で便利なクラウド化生産ツールを提供する。また総台は全フロー4K UHD制作モードを採用する。オールメディアコンテンツの初公開の効率を高めるため、5Gモバイルネットワークも初めて夏季五輪の取材・伝送の主要方法として、ニュースと大会現場の報道に使用される」と述べた。

総台のパリ五輪国際放送センター(IBC)にあるスタジオが21日より全面的に使用開始される。総台はIBCメインコントロールコアディスパッチングシステムを通じ、34にも達するライブ競技会場及びスタジオの100以上のUHD / HD信号ソースを処理する。体操、卓球、バドミントン、ロッククライミングの国際信号の制作及びその他の競技の中継を実施する。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年7月18日

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