パリ五輪に登場するメイド・イン・チャイナ 画期的な技術の数々
人民網日本語版 2024年07月22日15:18
第33回夏季オリンピック競技会(パリ五輪)は、フランス・パリで現地時間の26日に開幕する。まもなく五輪競技場に登場するのは、中国の選手以外にも、中国で設計・製造された先進的スポーツ用品もある。こうした用品には画期的な技術が搭載されている。たとえばチップを内蔵したサッカーボールの中身、柔道やレスリングの種目で使用するハイテクで環境に優しい床マットなどがある。これらの用品は実際どれくらいスマートなのか。
江蘇省淮安市のあるスポーツ用品メーカーは、パリ五輪の公式試合球のサプライヤーだ。同社の生産作業場の検査ラインでは、ずらりと並んだ丸いボールの中身に、最後の空気充填検査が行われていた。ボールの「心臓部」として、この中身にはチップが埋め込まれ、1秒間に500の動作を認識でき、センサーを通じてリアルタイムで動作を感知し、モーションキャプチャー技術によるサポートと合わせて、選手にハンドやオフサイドがないかを判断することでき、判断の正確性と透明性が大幅に向上する。現在、この技術はUEFA欧州選手権や五輪など、トップレベルの国際大会での試合球に応用されている。
今回のパリ五輪では、柔道とレスリングの競技会場の床マットもいずれも中国メーカーが提供する。このマットにはチップが搭載されている上、表面にナノ防汚抗菌コーティング技術が応用されており、汚れが付きにくい、清潔な状態を保ちやすい、抗菌作用がある、環境にやさしいなど複数の長所がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年7月22日
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