年に一度の蔵族ファッションイベント「蕃巴秀」が開催

8月6日夜、コンテストで競い合ったモデルたち。（撮影・李亜龍）

8月6日夜、「拉卜楞（ラプラン）チベット学の世界学府」蔵（チベット）族のファッションショー「蕃巴秀」無形文化遺産服飾文化ファッションウィーク・第6回中国チベットスタイルコンテストが、甘粛省甘南蔵（チベット）族自治州夏河県で行われた。中国新聞網が伝えた。

8月6日夜、コンテストで競い合ったモデルたち。（撮影・李亜龍）

夏河県は甘粛省、青海省、四川省が交わる場所にあり、内陸エリアから最も近い雪高原で、「青蔵（青海省と西蔵<チベット>自治区）の窓・安多の魂」と呼ばれ、蔵族の文化、農耕文化、民俗文化、草原の文化、仏教文化が入り交じり輝きを放つ場所だ。

8月6日夜、コンテストで競い合ったモデルたち。（撮影・李亜龍）

「蕃巴秀」は甘南蔵族自治州が構築した蔵族の服飾文化プラットフォーム。創始者の道吉卓瑪さんは、「民族服飾文化を通じて世界のトレンドとリンクし、民族独自の『国際ファッションウィーク』を創出し、蔵族のファッションの世界的な知名度を高めたい」と話した。

コンテストの途中で大雨が降ったが、出場者たちはプロの力を発揮し、観客に比類のない美しい民族ファッション芸術ショーを披露した。

創作活動のために甘南蔵族自治州を訪れた北京の「05後（2005年から2009年生まれ）」の若い音楽クリエイターである陸韻淇さん。（資料写真。写真提供は取材対象者）

当日のイベントでは、ネット投票と会場での専門家による審査によって、2024年「蕃巴秀」第6回中国チベットスタイルコンテストの1-3位が選ばれたほか、ネット人気チャンピオンなどさまざま賞の受賞者が決定した。

「蕃巴秀」はスタートからの6年間に、甘南のほか四川省の成都市、甘孜（カンゼ）蔵族自治州、阿壩蔵（アバ・チベット）族羌（チャン）族自治州、青海省玉樹蔵族自治州でも開催され、蔵族地域のファッション文化のトップブランド、現代のチベット文化のパイオニア的ファッションアイコンとなっている。（編集KS）

「人民網日本語版」2024年8月9日