「京杭大運河」世界遺産登録10周年を記念するPRイベントがスタート

人民網日本語版 2024年06月24日17:00

北京市から浙江省杭州までを結ぶ大運河「京杭大運河」が世界文化遺産に登録されて今年で10周年を迎えたのを機に、中共中央サイバーセキュリティ・情報化委員会弁公室、中国国家文物(文化財)局、人民日報社、江蘇省党委員会サイバーセキュリティ・情報化委員会が共催する「何以中国·運載千秋」をテーマとしたオンラインPRイベントが今月22日、江蘇省揚州市でスタートした。

中共中央サイバーセキュリティ・情報化委員会弁公室の荘栄文室長は、「今年、『京杭大運河』が世界文化遺産に登録されて10周年を迎えた。インターネットを通して、大運河文化を大々的にPRし、新時代文化の伝承と発展を促進するほか、新技術と新応用を積極的に活用し、多言語で、マルチルート、クロスプラットフォーム、文化の枠を越えたPRを積極的に展開し、中国と海外が優れたものを分かち合い、より優れたものを創り上げる文明の感動的な物語を綴り続けなければならない」とした。

江蘇省の許昆林省長は、「大運河国家文化公園を唯一重点的な建設エリアとして、その美しさと豊かな水の流れを守るというのは、全力で果たすべき責任であり、必ず対策を講じなければならない。当省は今後も大運河国家文化公園の建設を推し進め、『南水北調』(南方地域の水を北方地域に送り水不足を解消するプロジェクト)の東ルート(長江下流の江蘇省揚州市から長江の水を引いて北方に送水するルート)を、きれいな水が流れるハイクオリティな回廊とするよう取り組んでいく」とした。

人民日報社の于紹良総編集長は、「『京杭大運河』が世界文化遺産に登録されて10周年を迎えた今年に、世界遺産申請の主要都市である江蘇省揚州市と共同で『何以中国·運載千秋』をテーマとしたオンラインPRイベントの始動セレモニーを開催することは時宜にかなっている。このPRイベントは、『千年以上の歴史を誇る運河の極意』を引き出し、中華の優秀な伝統文化の魅力を多くの人、特に若者に届けていく」とした。

中国文化・観光部(省)の李群副部長は、「習近平氏を核心とする中共中央は大運河の保護と伝承、利用を非常に重視している。大運河が『世界文化遺産』に登録されてからの10年、中国は大運河関連の文化財・文化遺産の保護と伝承強化に力を入れ、大運河保護の『中国の経験』は世界的に高く評価されている。新たな歴史のスタート地点に立ち、習近平氏の文化的思想を徹底して実行に移し、大運河の文化遺産保護と伝承、宣伝、PRを強化しなければならない。また、交流と相互参考を強化し、大運河文化を世界に発信し、一人でも多くの人に、リアルな中国の全体像を立体的に知ってもらえるようにしなければならない」とした。

中共中央サイバーセキュリティ・情報化委員会弁公室の副主任を務める、中国国家インターネット情報弁公室の牛一兵副主任と、江蘇省党委員会の常務委員を務める、同委員会宣伝部の徐纓部長が、始動セレモニーの関連のプログラムの司会者を務めた。

PRイベントには、「江蘇タイム」というコーナーも設置され、メディア・コンバージェンス関連の一連のプロジェクトのほか、世界文化遺産登録10周年を迎えた大運河の江蘇区間の重要な考古学的成果も発表された。

始動セレモニーには、中共中央サイバーセキュリティ・情報化委員会弁公室や国家文物局、江蘇省、揚州市の関連当局、人民日報社、及びメディアの記者ら約300人が参加した。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年6月24日

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