外国人も高速鉄道で小都市巡り インバウンド客を取り込む中国ツアー
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今年の夏は、外国人を対象にしたビザ免除政策や通関手続きの円滑化など複数の措置が打ち出され、中国を訪れる外国人が大幅に増加した。北京、上海、広州などの大都市だけでなく、小都市を訪れる外国人観光客がますます増えている。そして、高速鉄道に乗って中国を旅するのが、外国人観光客にも人気の旅行スタイルとなっている。
目的地を見ると、大都市は引き続き外国人観光客に人気がある。オンライン旅行予約プラットフォームのQunar.Comのデータによれば、広州、上海、北京、深センは外国人観光客が飛行機で中国に入国する場合の人気目的地だ。この4都市は就航する国際線が相対的に多く、外国人観光客が中国に入るときの重要な中継地となっている。このほか成都、杭州、西安、重慶、昆明、青島も人気目的地トップ10に入った。
にぎやかな都市を体験するだけでなく、高速鉄道に乗って周辺の都市を訪れる外国人観光客も増え続けている。Qunar.Comのデータでは、外国人観光客の高速鉄道予約件数の国別ランキングで、米国、韓国、ロシア、ベトナム、マレーシアが上位に並び、江蘇省・浙江省・上海市の2時間高速鉄道圏、四川省と重慶市の2時間高速鉄道圏、広州市と深セン市の2時間高速鉄道圏が広く人気を集め、金華市、南京市、蘇州市が高速鉄道で行く人気目的地のトップ10に入った。
高速鉄道を利用するようになった外国人観光客は、「特殊部隊式旅行」(時間や費用をあまりかけずに、できるだけ多くの観光スポットを巡ることを目的とした旅行スタイル)も実行するようになった。Qunar.Comのプラットフォームを見ると、半年間で北京、天津、上海、杭州、日照、寧波など16都市を訪れたロシアからの観光客のほか、広州、深セン、珠海、済南、青島など12都市を訪れたトルコからの観光客もいた。
大都市の景色は見慣れてしまい、より「上のステージ」を目指したい外国人観光客は小都市に出かけるようになった。TikTokを見ると、広西壮(チワン)族自治区の崇左と桂林の両市、江西省上饒市、西蔵(チベット)自治区林芝(ニンティ)市、福建省漳州市は、外国人観光客がよく行く中国の小都市となっている。雲南省紅河哈尼(ハニ)族彝(イ)族自治州元陽県に広がる棚田や甘粛省張掖市の「七彩丹霞(七色の丹霞地形)」の風景も、外国人観光客のVlogによく登場する。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年8月15日
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