中国1-6月の海洋経済生産額5.6%増 経済発展の注目点に
江蘇省南通市のある造船会社が独自に研究開発したシリーズ船の4隻目、中国で今年完成した1隻目の世界最大級のコンテナ船「東方瓦倫西亜(OOCL VALENCIA)」(資料写真)
2024年上半期(1-6月)の海洋経済のデータを見ると、この分野が中国の経済発展における注目点の1つになったことがわかる。
海洋生産総額は前年同期比5.6%増の4兆9000億元(1元は約20.6円)に達した。世界の主要な船舶18種類のうち、中国は14種類の新規受注量が世界トップになった。海洋工事の設備製造が加速度的に発展し、上半期の新規受注額は前年同期の3倍になった。中国の海上輸送輸出入総額は同2.1%増となり、海上の「友情の輪」がますます拡大している。国のマクロ政策の効果が持続的に現れ、外需が回復するにつれ、中国の海洋経済は急速な発展の流れが続き、「青色のエンジン」の原動力がみなぎっている。
世界を見渡すと、中国の造船業は引き続き世界のトップを走り、世界の船舶工業の「輝く看板」になった。中国工業・情報化部(省)が発表したデータによれば、中国造船業は造船竣工量、新造船受注量、手持ち工事量の3大指標が引き続き安定的に上昇し、世界をリードしている。上半期の造船竣工量は同18.4%増の2502万DWT(載貨重量トン数)、新造船受注量は同43.9%増の5422万DWT。うち新造船受注量をDWTベースで計算すると、世界の74.7%を占める。
科学技術イノベーションに牽引されて、中国は今、海洋科学と関連産業が先端に向かい、深海へ進出するよう推進している。海洋漁業の分野ではマグロのスマート魚群情報探知システム「海鷹AI」が発表され、漁業分野の大規模AIモデル「范蠡大模型1.0」も発表された。海洋石油・天然ガスの分野では、海洋スマート掘削プラットフォーム「恵州26-6」の設置が完了し、中海油田サービス股份有限公司の「海洋掘削プラットフォーム重要設備スマートモニタリングシステム」が稼働した。海洋探査の分野では、北斗水上スマート感知早期警戒システムが稼働し、デジタル化海洋探査テストプラットフォーム「中南院520」が引き渡され、スマート生物模倣ソフト魚ロボット「文鰩」が登場した。海洋分野のスマート応用シーンがますます豊富になり、海洋を巡る新たな質の生産力の発展をエンパワーメントしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年8月19日
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