ご当地グルメを使ったピザを焼き、黄山と安徽料理をPRする米国人男性

人民網日本語版 2024年09月03日14:49

雄大な景色が広がる安徽省の黄山をPRする「大黄山世界PRイベント」で、米国人男性のアドリアン・ブリルさん(中国語名「卓文」)は、「僕と黄山が『縁』で結ばれたのは、四川省で留学していた時に、私の妻・邱桐と出会ったのがきっかけ。彼女は美しい黄山出身の女性」と、黄山との「馴れ初め」を語った。人民網が報じた。

中国での暮らしがすでに15年になるというブリルさんが、黄山市に定住するようになって今年で7年目を迎えた。

「子供の頃から中国語に触れる機会があったので、中国に是非来たいと思っていた」と話すブリルさんは2009年、中国に留学。卒業後、妻の邱桐さんと一緒に初めて黄山を訪れ、田園ののどかな風景や、あちこちにある長い歴史を誇る史跡や文化、名勝に魅了された。

中国文化に心酔していたブリルさんは、黄山を訪れた際、「夢の国」に来たような気分になり、「我を忘れるほど心を奪われ、揺り動かされた」という。

卒業後、ブリルさんは黄山で邱桐さんと結婚し、定住。今では英語教師として黄山学院の教壇に立ちながら、ピザ屋「卓文的小食堂」を経営している。

ブリルさんは、「店の経営は趣味の一環。仕事の合間に、ピザを焼いたり、ハンバーガーやフライドポテトを作ったり、動画を投稿したりというのが、生活の一部になっている」と話す。

ピザが大好きなブリルさんは、黄山のご当地料理と組み合わせ、塩漬けしたケツギョの煮物「臭鱖魚」や発酵させた豆腐「毛豆腐」を使ったピザ、秋の天日干しである「晒秋」にインスピレーションを得た「秋収ピザ」といった新メニューも開発し、中国テイストのピザを焼き上げている。

「以前は英語の教師をしたり、ピザを作ったりするのは楽しいことと思っていたが、今はピザを作ることはとても意義があることと感じている。黄山と安徽料理をPRしていきたいと思っている」とブリルさん。

そして、「僕にとって、黄山は世界の名山であるだけでなく、故郷でもある」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年9月3日

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