ロボットシェフが許可を取得して厨房へ その影響は?

人民網日本語版 2024年10月09日16:43

写真提供・北京市海淀区の公式アカウント「北京海淀官方発布」

写真提供・北京市海淀区の公式アカウント「北京海淀官方発布」

フライヤーの油が十分な温度になったらポテトを入れ、温度をコントールし、揚がったらポテトをすくい上げて油を切る。こうした一連のフライドポテト調理をこなすロボットシェフは、熱い揚げ油の中を泳ぐポテトが少しずつ黄金色に変わると、キビキビとした動きで火の通ったポテトをフライヤーから一気にすくい上げた。

10月7日、新型人工知能(AI)イノベーション企業の享刻智能技術(北京)有限公司を訪れると、この「許可を取得して勤務をスタートした」ばかりのスマートロボットシェフ「LAVA」を間近に見ることができ、ライブ調理をする様子も見ることができた。

9月12日、北京市海淀区市場監督管理局が同公司に北京市初のエンボディドAIロボットへの食品営業許可証を発行した。このことはエンボディドAI分野の先端技術が飲食市場に急速に進出する可能性を示している。

国家市場監督管理総局は新たな情勢に対応するため、「食品経営許可・登録管理規則」を改訂・公開するとともに、自動設備を利用して食品経営活動に従事する行為に対してより具体的で明確な規定を打ち出し、2023年12月1日から施行している。

世界中華料理連合会、国際中華料理名シェフ専門連合会北エリアの副事務局長を務める王新偉さんは、「エンボディドAIロボットに初めて食品営業許可証が発行されたことは、エンボディドAI分野の先進技術が飲食市場に急速に進出し、大規模なビジネス展開と収益化を実現し、飲食企業のメニュー再現、シェフ確保、管理などの難度を引き下げたと同時に、コストも大幅に引き下げたことを示している」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年10月9日

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