中国の「Z世代」に大人気のドライブ旅行

人民網日本語版 2024年10月10日16:02

今月1日から7日までが国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた7連休となった中国。連休中、江西省九江市廬山市にある王爺廟周辺の草原と貨物船が大きな話題となり、その景色をカメラに収めようと、多くの観光客が車を運転し、同地を訪れた。

「草原の向こうに沈んでいく夕日を目当てにして来た。期待を大きく上回る美しさだった」と語るのは、江西省南昌市からやって来た「95後(1995-99年生まれ)」の女性・龔さんで、取材に対して、「SNSで淡水湖・鄱陽湖の草原と、江西省の貨物船『BLUE WAYS』について知った。7連休中は天気も良いので、家族と一緒に車でやって来た。ここなら大自然の新鮮な空気も吸える」と話していた。

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「95後」のカメラマン・賴峙帆さん。(写真提供・取材対象者)

「95後」のカメラマン・賴峙帆さんは、 鏡面のように空や雲を映し出す江西省九江市の川や美しい雲の景色が広がる豊城市の玉華山、南昌市の「モルディブ」と呼ばれている瑶湖郊野森林公園の砂浜などを車で巡り、その美しい景色を撮影したり、旅の途中でユニークな瞬間をカメラに収めたりしたという。

ドライブ旅行を選ぶ理由について、多くの人は、「事前にチケットを予約し、時間通りに、指定の場所に行かなければならない飛行機や高速列車と違って、ドライブ旅行なら自分の思うがままに移動できる。数人の仲間と一緒に出かけるのも便利だし、道がある所ならどこにでも行ける。旅行の自由度が極めて高い」と答えた。

新時代文化旅游研究院が発表した「2024年中国ドライブ旅行報告」(1-8月期)は、ドライブ旅行者がどんどん若年化していることを示している。ドライブ旅行市場の重要な主力となっているのは、「80後(1980年代生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」で、それに続くのが、自動車免許を取得し、社会に出る年齢に達しつつある「00後(2000年以降まれ)」となっている。加えて乗用車が加速度的に普及しているのを背景に、「00後」が今、ドライブ旅行市場を押し上げる主力となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年10月10日

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