「成都製」の空飛ぶ車が初飛行を完了
四川沃飛長空科技発展有限公司が研究開発した「AE200」電動垂直離着陸機(eVTOL)の技術検証機が12日、四川省成都市金堂県の成都淮州空港で初飛行を終えた。同公司がグローバル本部所在地でAE200検証機のフルティルト飛行デモを全面的に公開したのは初で、「成都製」の空飛ぶ車の初飛行でもあった。科技日報が伝えた。
「AE200」電動垂直離着陸機(eVTOL)技術検証機の初飛行の現場。画像提供は取材先
同機はティルトローター技術ロードマップを採用し、「8軸内4ティルト」という新構造を明確にした。電動化、スマート化、垂直離着陸、低騒音、高効率、ゼロエミッション、高い安全性と信頼性などの特長を持つ。テスト飛行現場で、同機はすべてのテスト内容を順調に披露した。テスト飛行中にティルト角を90度から0度にし、さらに0度から90度にした。フルティルト構造の動的飛行状況を余すことなく示した。
「低空経済」(低空域飛行活動による経済形態)は近年、熱気が高まり続けている。成都市は西部低空経済センターを積極的に構築している。トップレベルデザイン、空域管理、産業発展、応用実施などの面における全面的な模索と研究を通じ、同方向に注力している。同公司は今年6月に成都の関係当局と共に、従来的なヘリコプターを使い都市低空有人移動検証飛行を実施した。都市低空移動航路の運用フローを構築するとともに、都市低空移動サービス実施の全フローを構築した。成都淮州空港はこのほど、初の階段型低空空域の画定を承認された。
成都淮州空港は今後、「柔軟に画定し、使用後は直ちに開放」の原則に基づき、「空で地上を牽引し、ハブでネットワーキング」という目標を目指し、同空港を中核とする「1+N」全域低空文化観光消費シーンを積極的に推進し、点から面へ環成都低空飛行ネットワークの高度化を促進する。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年10月16日
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