李強総理が上海協力機構首相会議に出席

人民網日本語版 2024年10月17日14:36
李強総理が上海協力機構首相会議に出席

李強総理は16日、パキスタン・イスラマバードで開催された上海協力機構(SCO)加盟国政府首脳(首相)理事会の第23回会合に出席した。新華社が伝えた。

李総理は「SCOは地域の平和と安定を維持し、各国の発展と繁栄を促進する重要な場となっている。中国は各国と共に首脳間の共通認識を実効性ある行動へと変え、『5つの共通のふるさと』という素晴らしいビジョンを現実へと変えることを望んでいる」と表明し、SCO協力の深化について次の4点を提言した。

(1)使命と課題を中心に据えて戦略的連携を強化する。SCOの今後10年間の発展戦略をしっかりと定め、各分野における協力の「ロードマップ」をしっかりと描き、戦略的な意思疎通を強化し、対話によって溝を埋め、相互信頼を増進する。

(2)発展のニーズをしっかりと押さえて実務協力を拡大する。貧困削減、デジタル経済、グリーン発展などで協力を深め、域内貿易・投資の円滑化及びコネクティビティの水準を高め、産業・サプライチェーンの安定性と円滑性を維持し、SCO開発銀行の創設を積極的に計画する。

(3)主要なリスクに焦点を合わせて積極的な対処をしっかりと行う。連携行動を強化し、「3つの勢力」(極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力)に打撃を与え、安全保障上の脅威と試練に対処するための総合センター、麻薬対策センターなどを早急に設立する。

(4)民衆の期待に応えて人的往来を拡大する。SCO善隣友好協力委員会の役割を発揮し、SCOデジタル教育アライアンスをしっかりと立ち上げ、民間友好フォーラムなどの活動をしっかりと行い、民間友好事業を継承し発展させる。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年10月17日

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