復旦大学天文・天体物理学研究センターが設立

人民網日本語版 2024年10月18日14:01

復旦大学天文・天体物理学研究センターがこのほど、復旦大学江湾キャンパスで発足した。同センターの設立は、復旦大学が基礎研究の学科体制を整備し、国家の戦略的需要に寄与し、中国の特色ある世界トップクラスの大学への前進を加速させるための重要措置だ。光明日報が伝えた。

同センターの設立は、復旦大学の天文学分野の研究の新たなスタートラインを示している。同センターは高エネルギー天体物理学、銀河の形成と進化、宇宙学、計算天体物理学の4つの重点的学科・方向性の研究を実施すると同時に、時間領域天文学の研究も検討する。研究手段には理論、数値シミュレーション、観測が含まれる。高エネルギー天体物理学には、ブラックホール天体物理学(ブラックホール降着理論、活動銀河核、突発天体)と粒子天体物理学が含まれる。銀河の形成と進化には、銀河核フィードバック関連の理論及び観測研究、特に近年ホットな銀河周回媒体関連の理論・観測研究が含まれる。時間領域天文学には、ガンマ線バースト、高速電波バースト、潮汐破壊現象などの研究方向性が含まれる。

復旦大学は近年、天体物理学関連の人材誘致を特に重視している。同センターは現在、教授4人、若手研究員1人、科学研究補佐2人、博士研究員5人、大学院生22人、学部生35人。同センターは中国内外の若手人材を積極的に誘致し、中国内外の天文学研究機関との学術交流及び復旦大学の物理、数学、コンピューター、化学、生物などの関連学科との学際的協力を強化する。同センターは2−3年内に8−10人からなる天文・天体物理学の有能なチームを構築し、学科発展に必要な人数に達することを計画している。その後はさらなる正確な人材誘致と持続可能な開発により、5年後に国際的に重要な影響力を持ち、国内をリードするよりハイレベルな天文学研究・人材育成機関になる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年10月18日

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