二十四節気の18番目「霜降」が23日に到来 冬の足音近づく

人民網日本語版 2024年10月23日14:58

秋が深まり、冬の足音が少しずつ近づく季節となっている。23日午前6時15分、二十四節気の18番目で、秋の最後の節気「霜降」を迎えた。寒冷前線の活動が活発になり、気温が著しく下がり、日中と夜間の気温差がさらに大きくなる頃となる。

遼寧省本渓市の本桓公道沿道を彩るカエデ。

遼寧省本渓市の本桓公道沿道を彩るカエデ。

「霜が降りると、柿が完熟して鮮やかなオレンジに色づく」と言われるように、「霜降」は、柿の収獲期を迎える頃となる。この頃の柿は、皮が薄く、果肉が熟し、鮮やかなオレンジ色に染まり、栄養たっぷりで、甘くてとてもおいしい。

本格的な秋となり、中国全土のカエデも少しずつ赤や黄色に染まり、どこかもの寂しさを感じさせる秋の景色の中で鮮やかに輝いている。そして、山に登って秋の景色を鑑賞するというのが、秋を満喫する人気のレクリエーションとなっている。

霜が降りる季節となり、木々や草が黄色に染まった青海省と甘粛省との境界にある祁連山(撮影・張莉萍)。

霜が降りる季節となり、木々や草が黄色に染まった青海省と甘粛省との境界にある祁連山(撮影・張莉萍)。

中医学専門家は、「『霜降』の到来は、気温が下がり、寒くなる季節となることを意味しており、風邪や咳といった呼吸器疾患が多発する。そして、肌や唇が乾燥しやすくなるため、『脾』の働きを高め、身体の乾きを潤し、寒さ対策をするというのが、この頃の体調管理のカギとなる」としている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年10月23日

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