貴州省の洞窟群「双河洞」の長さがアジア最長の437.1キロに 最新調査

人民網日本語版 2024年10月25日16:48

貴州省綏陽県の双河洞国家地質公園(資料写真、撮影・瞿宏倫)。

貴州省綏陽県の双河洞国家地質公園(資料写真、撮影・瞿宏倫)。

貴州省綏陽県にある洞窟群「双河洞」の第23回国際洞窟科学調査の成果発表会が24日に開かれ、新しい発見として双河洞は115ヶ所の洞口が繋がっており、その長さは世界で3番目、アジア最長の437.1キロに更新されたことが分かったという。深さはこれまでと同じ912メートルとなっている。中国新聞網が報じた。

貴州省遵義市の綏陽県温泉鎮に位置する双河洞は、洞窟内の構造が複雑で、天然の地底湖がある「水洞」と水がない通常の鍾乳洞「旱洞」の両方が存在している。そして、各洞窟が繋がっていて、層になった蜘蛛の巣のような地質洞層を構成している。今回の洞窟の科学調査は今月7日から始まり、中国やフランス、ポルトガル、ベルギーなどの洞窟に関わる専門家が調査を行った。

第22回の調査終了から、今回の合同科学調査までの期間中、双河洞古生物化石の数や種類の増加が見られた。例えば、パンダの化石6体(今回の調査で発見されたのは2体)、チュウゴクカモシカ、スマトラサイといった有蹄類の動物の化石が大量に発見された。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年10月25日

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