月地殻の最も薄い地域からの月裏側土壌、中国航空ショーで初公開

人民網日本語版 2024年11月12日13:21

第15回中国国際航空宇宙博覧会(中国航空ショー)の展示館で11日午前、月探査機「嫦娥6号」が月裏側で採取し持ち帰った土壌サンプルが公開された。「嫦娥6号」が持ち帰った月土壌サンプルが中国航空ショーで公開されるのは初めてとなる。中央テレビ網が伝えた。

中国の月探査「嫦娥6号」ミッションは今年6月、人類初となる月裏側でのサンプル採取という偉業を順調に成し遂げ、1935.3gの貴重なサンプルを持ち帰った。今回の中国航空ショーの来場者には、月裏側の土壌サンプルを近距離で見る機会がある。

今回の展示品には月裏側の土壌と、月裏側の土壌を持ち帰った嫦娥6号帰還モジュール及び落下傘、そして月土壌の採取用密封容器が含まれる。この月土壌は嫦娥6号の1点目の公益的なサンプルで、重さは約75mg、月地殻の最も薄い地域に位置する月裏側の最大、最深、最古のクレーターから採取したものだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年11月12日

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