習近平国家主席がペルーのボルアルテ大統領と会談
習近平国家主席は現地時間14日午後、ペルーのボルアルテ大統領とリマの大統領府で会談した。新華社が伝えた。
習主席は「国交樹立後の53年間、特に2016年に私が初めて国賓としてペルーを訪問して以来、互いの努力により中国とペルーの貿易・投資協力は急速に成長し、両国民に確かな利益をもたらしてきた。双方は経験を総括し、両国間の実務協力の質を高め、これを高度化し、包括的な戦略的パートナーシップを絶えず新たな段階へと押し上げ、両国民により良く幸福をもたらす必要がある」と指摘。
「双方は発展戦略を連携させ、協力の潜在力を深く掘り起こし、実務協力の新たな枠組みを構築し、貿易と投資の『両輪駆動』を強化し、在来産業と新興産業の『両翼飛翔』を推進し、産業チェーンとサプライチェーンの『両チェーン連携』を促進する必要がある。中国は引き続きペルーの特色ある良質な農産物の輸入を拡大し、実力ある中国企業に対して、ペルーで投資を行い、事業を展開し、現地の発展にしかるべき貢献を果たすよう促していきたい。双方は鉱業・エネルギー、インフラ、交通・通信といった在来分野で総合的に協力を推進し、デジタル経済、人工知能(AI)、グリーン海上輸送、電気自動車、太陽電池産業といった新興分野で協力を拡大する必要がある。中国は中国企業に対し、ペルーのインフラ整備という『ハード面の連結』に関与し、スマート税関という『ソフト面の連結』を後押しするよう奨励していく。中国企業が困難を克服してチャンカイ港プロジェクトの第一期工事を予定通り完了したことは、ペルーと長期的な戦略的協力を行う中国側の決意を十分に示すものだ。中国はペルーと共に、チャンカイ港の地理的優位性を十分に活かし、チャンカイ港を起点とする中国・中南米及び陸海の新ルートを築き、沿岸から内陸へ、ペルーから他の中南米諸国へと至る立体的で多元的かつ効率的な連結構造の構築を模索し、ラテンアメリカ・カリブ海地域全体の発展及び一体化へとつなげていくことを望んでいる」とした。
ボルアルテ大統領は「習主席の訪問中、双方は自由貿易協定の高度化に関する議定書を含む複数の重要な協力協定に調印した。これは両国の経済・貿易関係及び各分野での協力のさらなる発展を力強く促進するものとなるだろう」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年11月15日
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