北京の水辺に広がるまるで「白鳥の湖」のような光景

人民網日本語版 2024年11月18日14:04

北京市郊外にある密雲ダムの上流を流れる川・清水河で、オオハクチョウが戯れたり、羽根を広げて飛び回る「白鳥の湖」のような光景(撮影・ 李婕)。

北京市郊外にある密雲ダムの上流を流れる川・清水河で、オオハクチョウが戯れたり、羽根を広げて飛び回る「白鳥の湖」のような光景(撮影・ 李婕)。

渡り鳥が移動するシーズンを迎え、北京市郊外の密雲ダムの上流にある清水河ではこのところ、数十羽のオオハクチョウが越冬のため、飛来している。

オオハクチョウをメインとする渡り鳥の「先頭部隊」が最近、密雲ダムの流域に次々と飛来し、渡り鳥の季節を迎えている。

清水河に足を運ぶと、川幅の比較的広い場所で、オオハクチョウの群れが餌を食べたり、戯れたり、休んだりしていた。そしてその周りには他の水鳥の姿も見られ、美しい景色が広がっていた。

鳥の写真を撮影するのが好きというある写真愛好家は、「毎年、ここでハクチョウを撮影している。以前は警戒心が強く、人が近づくとすぐに遠くへ飛んで行ってしまったが、今年は、水位が高く、川幅が広くなったため、あまり人を怖がらなくなっている」と話していた。

密雲ダム管理処の水生態管理・保護職員によると、2017年に初めて清水河にオオハクチョウが飛来したのが確認されてからは、毎年初冬になると、「家族単位」でハクチョウが飛来しているとし、十数日ほど滞在した後、長江以南に向かって飛び立つのだという。

世界には渡り鳥の主要なフライウェイが8ルートあり、そのうちの3ルートは中国を通過する。北京は、東アジア—オーストラリア地域フライウェイに属し、毎年春と秋になると、渡り鳥の群れが北京の上空を通過する。密雲ダムは水草が豊富で、魚やエビもたくさん生息し、人里離れて静かな場所であるため、近年は、渡り鳥が移動途中の「中継地」として、毎年飛来するようになっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年11月18日

注目フォトニュース

関連記事