「神話の鳥」ヒガシシナアジサシが山東省日照市に再び飛来

人民網日本語版 2024年09月20日15:16

日照市の劉家湾赶海園に飛来したヒガシシナアジサシ(撮影・李氷立)。

日照市の劉家湾赶海園に飛来したヒガシシナアジサシ(撮影・李氷立)。

中国で国家一級重点保護鳥類に指定されているヒガシシナアジサシが最近、山東省日照市の劉家湾赶海園に再び姿を現した。戯れたり、採餌したり、休んだりしているヒガシシナアジサシを鑑賞し、カメラに収めようと、たくさんの観光客や写真家が同地を訪れている。

日照市の劉家湾赶海園で採餌するヒガシシナアジサシ(撮影・秦立平)。

日照市の劉家湾赶海園で採餌するヒガシシナアジサシ(撮影・秦立平)。

中国で最も希少な鳥類の一つであるヒガシシナアジサシは、国際自然保護連合の「IUCN絶滅危惧種レッドリスト」で最も絶滅が危惧される近絶滅種に指定されている。その個体数は世界でわずか200羽ほどで、パンダよりも絶滅の危険度が高く、「神話の鳥」と呼ばれている。

日照市の劉家湾赶海園に飛来したヒガシシナアジサシ(撮影・秦立平)。

日照市の劉家湾赶海園に飛来したヒガシシナアジサシ(撮影・秦立平)。

ヒガシシナアジサシは通常、美しい自然環境が残る砂浜でしか生息できないなど、その生息環境に対する条件が極めて高い。日照市が近年、生態系保全・回復を強化しているのを背景に、海岸の自然環境を継続的に改善し、希少な鳥類により良い生息環境を提供できるようになるなど、人間と自然の調和のとれた共存が促進されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年9月20日

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