高原で星と宇宙を眺める 西蔵

人民網日本語版 2024年11月19日15:09
高原で星と宇宙を眺める 西蔵
星空の下のシガツェ40メートル口径電波望遠鏡(11月7日撮影・姜帆)。

平均標高4500メートルの西蔵(チベット)自治区阿里(ガリ)地区は、大気が薄く澄み切っており、標高も非常に高いという条件から、天文学者にとって、「星や宇宙を見つめ、遠い宇宙を探求するのに理想的な場所」となっている。国家天文台阿里観測ステーションは、北半球で最も優れた観測ステーションの一つであり、国際協力と国家プロジェクトの成功により、科学研究と科学普及を融合・一体化した「標高の高い高原」の特色を活かした天文科学研究・普及基地の建設が急ピッチで進められている。新華網が伝えた。

日喀則(シガツェ)では40メートル口径電波望遠鏡のアンテナシステム主反射鏡の取り付けが今年10月完了し、年内に基本工事が終わり、2025年初めには観測が可能となる見通しとなっている。竣工後には、上海市・吉林省・新疆維吾爾(ウイグル)自治区・雲南省にある電波望遠鏡観測ステーションと上海VLBIデータ処理センターで構成される「6ステーション・1センター」というVLBIネットワークが完成する。(編集KM)

「人民網日本語版」2024年11月19日

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