中国のメタンガス削減、世界的なメタンガス削減に新たな原動力を注入

人民網日本語版 2024年11月26日10:53

最近、国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)の中国コーナーで開催された「メタンガス排出削減における中国の積極的な取り組み」をテーマとしたサイドイベントでは、100人を超える中国と外国の専門家が、メタンガスの測定、報告及び検証(MRV)システムの構築、国際協力、技術移転などの課題について深く議論し、中国のメタンガス削減の積極的な取り組みが広く注目を集めた。新華社が伝えた。

今回のサイドイベントでは、複数のメタンガスの排出削減課題について議論が行われ、経験が共有され、メタンガスの排出削減に関する中国と国際社会の積極的な取り組みが示され、世界的なメタンガスの削減に向けた取り組みに新たな原動力が注入された。

中国生態環境部(省)の趙英民副部長はあいさつの中で、「『メタン排出削減行動計画』の発表以来、中国が着実に目標と任務の実施を推進し、メタン排出係数の現地化研究を深め、MRVシステムなどの能力構築を強化し、石炭鉱山のガス制御に関連する政策と標準システムの継続的な改善を行ってきた」と指摘した。さらに、このサイドイベントをプラットフォームとして、気候変動へのグローバルな対応に共同で寄与するため、世界のメタン排出削減の実践を共有するよう呼びかけた。

米国環境保護協会グローバルエネルギートランスフォーメーションのデリック・ウォーカー副総裁はあいさつの中で、「当協会は中国の生態環境部、科学研究機関、地方政府、企業との協力をさらに深め、中国のメタン排出削減の取り組みを支援し、世界の気候目標の実現を共同で推進することを期待している」と述べた。

2023年11月、中国政府は「メタン排出削減行動計画」を発表した。同計画は、中国の質の高い開発を推進し、汚染と炭素の削減の相乗効果を実現するための内的な要求であるだけでなく、気候変動に積極的に対応するための中国の自主的な行動でもある。中米両国の「気候危機への対応協力強化に関するサンシャインランド声明」でも、メタンガスの排出削減を推進する政策と取り組みを加速させることが明確に打ち出されている。(編集ES)

「人民網日本語版」2024年11月26日

注目フォトニュース

関連記事