化学療法で脱毛した患者を支援 寧波の女の子2人がヘアドネーション
人民網日本語版 2024年12月05日10:11
11月30日午前、浙江省寧波市に住む蒋奕甯さん(8)と張亦欣さん(4)は、母親の付き添いの下、セレモニー感ある「ヘアドネーション(髪の毛を寄付すること)」を行った。化学療法により髪が抜けた患者を支援するのが目的だ。
蒋奕甯さんの母親によると、今年の夏にヘアドネーションをしようとしたが、長さが足りなかったので、それからずっと髪を伸ばしてきたのだという。ヘアドネーションの動機については、「私の同僚がヘアドネーションを行ったことをSNSで見て、とても意義のあることだと思った。そこで娘に話したところ、娘は二つ返事でOKしてくれた」と話す。
蒋奕甯さんの母親は、「娘が『患者さんが1日も早く健康を取り戻し、私の髪の毛をかぶってくれたら、こんなに素晴らしいことはない』と話すのを聞いて、意思がより固まった」と話す。それ以来、奕甯さんは一度も髪の毛をカットしていないという。
ヘアドネーションはあっという間に終わった。いくつかの毛束を青いリボンでまとめたのを見て、蒋さんは「もっとカットしてもいいよ」と話した。
「髪が伸びたらまた来て」。
「次回は同級生を連れてくる」。小さな女の子とスタッフはこんな温かい約束を交わした。
この日、一緒にヘアドネーションをした張亦欣さんはまだ4歳で、母親になだめられながらヘアドネーションを行った。これまでにヘアドネーションをした人の中で最年少でもある。張さんの母親は、「実はうちの子が生まれてから、ヘアドネーションをすると決めていた。ヘアドネーションした髪の毛を、より有意義なことに使ってもらえたらと思う」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年12月5日
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