中国で初の自閉症児向け介助犬によるサポート提供スタートへ
人民網日本語版 2024年04月03日16:30
中国で「星の子」と呼ばれている自閉症児は、自分の世界に閉じこもり、他人とコミュニケーションを取ろうとしないことが多い。科学研究では、動物と触れ合うことが、自閉症児に積極的な影響を与えることが分かっている。中国で第一陣となる自閉症児向け介助犬が間もなく、「心理セラピスト」として、「星の子」にサポートを提供することになっている。中央テレビニュースが報じた。
上海の自閉症児向け介助犬訓練基地で訓練を受けたラブラドール・レトリバー3頭がすでに自閉症児向け介助犬に認定されている。中国各地から来た自閉症児6人の家族がこれから先10日間にわたり、指示語の出し方を学んだり、介助犬と触れ合ったりする。マッチングに成功すると、介助犬は自閉症児3人の自宅でサポートを提供することになる。
自閉症児向け介助犬は、海外では40年以上の歴史があるものの、中国では導入が始まったばかりで、今後、そのニーズは高まっていくと見られている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月3日
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