第1回全国騎射選手権大会が17日から広東省深センで開催

人民網日本語版 2024年12月11日14:24

中国少数民族体育協会はこのほど、第1回全国騎射選手権大会を今月17日から22日まで、広東省深セン市で開催することを発表した。中国少数民族体育協会が主催する同大会では、中国全土のトップクラスの選手が一堂に会し、騎射のさらなる普及をバックアップする。中国新聞網が報じた。

馬上から弓を射る騎射は近年、急速に発展している。例えば、中国少数民族体育協会は今年1月、中国の騎射を指導する機関「騎射センター」を設置した。また、今年3月には、アジアの約20ヶ国・地域が共同でアジア騎射連合会を立ち上げ、第1回アジア騎射選手権が開催。さらに、カタール・ドーハで開催される予定の2030年アジア競技大会の競技スポーツとして「騎射」が採用されるよう、働きかけている。

深センで開催される第1回全国騎射選手権大会には、北京市や上海市、広東省を含む、中国の14省・区・市で選出された選手102人が5日間にわたる競技に参加することになっている。地域ごとに分かれた各チームの成人チームと青少年チームが、騎射の5種目の試合に出場し、個人種目で3人、団体種目で2団体のチャンピオンが誕生することになっている。

また今回の選手権大会では、中国の古代の青銅の方尊と青銅の矢をモチーフに、青銅と黄銅で作られた特注の優勝カップが採用されていることが注目されている。

中国少数民族体育協会馬文化運動委員会の呉鋼芳会長は、「騎射は、君子に必要とされた教養の六芸『礼・楽・射・御・書・数』に含まれており、中華民族伝統文化の伝承。選手権大会を通して、一人でも多くの人に、このスポーツの素晴らしさを感じてもらいたい」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年12月11日

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