中国が独自に開発した科学調査・文化財考古船「探索3号」が出航
人民網日本語版 2024年12月27日09:40
12月26日、中国が独自に設計・建造した深海・遠洋多機能科学調査・文化財考古船「探索3号」が広東省広州市南沙区で正式に引き渡され、出航した。「探索3号」は、世界範囲の深海・遠洋海域の探査に対応し、氷海域での有人潜水支援能力を持つ中国初の総合科学調査船だ。
「探索3号」は全長約104メートル、排水量約1万トン、最大速度16ノット、船首と船尾の双方向砕氷ができ、航続距離1万5000カイリ、定員80人で、全シリーズの極地作業用科学調査操縦装置や中国最大の水密科学調査用ムーンプールシステム設備、氷海域での深海音響探査・通信及び測位設備、船舶動力測位システムなどの国産化技術の開発と搭載が初めて実現された。
研究開発において、各研究機関、企業、大学などが協力し、重要コア技術への集中的な取り組みを通じて、氷海域船舶の主要設計技術、氷荷重下での高精度動力測位制御技術、スマート船舶制御技術など複数の重要技術の独占を打破した。これにより、中国の有人深海潜水能力を全水深から全海域へと拡大した。(編集SC)
「人民網日本語版」2024年12月27日
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