<企画>1-11月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2024年12月30日11:03

「中国はこのほど、関連データを発表し、2024年1-11月の経済情勢に関して報告した。」

▷消費市場の運営状況

2024年1-11月の社会消費財小売総額は前年比3.5%増の44兆2700億元に達した。11月の社会消費財小売総額は前年比3.0%増の4兆3800億元だった。


▷対外貿易の状況

1-11月には、中国の物品貿易の輸出入総額が前年同期比4.9%増の39兆7900億元に達した。そのうち輸出は同6.7%増の23兆400億元、輸入は同2.4%増の16兆7500億元となり、対外貿易の運営状況は全体として安定していた。

注目されるのは、中国の物品貿易の月間輸出入額が8ヶ月連続で成長したことだ。対外貿易は製品構造が最適化を続け、国際市場での競争における優位性が徐々に際立ち、とりわけ新興分野で力強い成長の勢いを示し、電気機械製品が輸出に占める割合が6割に迫った。


▷外資導入の状況

1-11月には、全国の実行ベース(以下同)外資導入額が7497億元に達した。11月の外資導入額は前年同期比6%増だった。

データを見ると、1-11月には全国で新たに設立された外資系企業は同8.9%増の5万2379社に上り、同期の過去最高水準となった。

同期には外資導入の構造が最適化し続けた。ハイテク製造業の外資導入額が外資導入額全体に占める割合が同0.3ポイント上昇した。医療機器製造業の外資導入額は同53.4%増、コンピューター・オフィス設備製造業は同39.1%増、専門技術サービス業は同19%増だった。

同期には投資元国がより多様化した。一部の先進エコノミーの対中投資が増加し続けた。たとえばドイツの対中投資は同10.9%増、シンガポールは同4.8%増、スイスは同4%増だった。ASEANの対中投資も同6.4%増となった。


▷対外投資の状況

1−11月の対外非金融類直接投資額は前年同期比11.2%増の1286億3000万ドルだった。うち中国企業の「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国における非金融類直接投資額は同5.1%増の301億7000万ドル。

1−11月の対外請負工事の完成工事高は同3.4%増の1402億3000万ドルで、新規契約額は同11.9%増の1987億9000万ドル。うち「一帯一路」共同建設国における対外請負工事の完成工事高は同2.5%増の1161億4000万ドルで、新規契約額は同11.8%増の1679億5000万ドルだった。


▷関連データ

■11月の中国製造業PMIが50.3%に

11月には、製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月比0.2ポイント(p)上昇の50.3%になった。

■中国1-11月の新エネ車販売台数が自動車全体の40%超に

1-11月には、中国の新エネルギー自動車の生産販売台数が前年同期比で30%以上増加し、自動車販売台数に占める新エネ車の割合が初めて40%を超えた。

最新のデータを見ると、今年1-11月の中国の新エネ車生産台数は前年比34.6%増の1134万5000台、新エネ車販売台数は同35.6%増の1126万2000台となり、自動車販売台数に占める新エネ車の割合は40.3%に達した。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2024年12月30日

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