中国2024年12月のPPI、低下幅が縮小して前年比2.3%に
人民網日本語版 2025年01月10日14:54
国家統計局が9日に発表したデータによると、一部の産業が例年のように生産の閑散期に入ったことや、国際市場におけるコモディティ価格の変動が波及したことなどにより、2024年12月には中国の生産者物価指数(PPI)は前月比0.1%低下、前年同期比2.3%低下となり、前年同期比低下幅は前月に比べて0.2ポイント縮小した。
前月比PPIを見ると、24年11月の0.1%上昇から12月は0.1%低下に転じた。そのうち生産資材価格は11月の0.1%上昇から12月は横ばいとなり、生活資材価格は11月の横ばいから12月は0.1%低下した。
24年通年でPPIと鉱工業生産指数(IPI)はどちらも前年比で2.2%低下し、低下幅はPPIが同0.8ポイント縮小、IPIが同1.4ポイント縮小した。
中国民生銀行の温彬チーフエコノミストは25年の工業製品価格の見通しについて、「主要先進国の製造業の減速や世界的なニーズの弱まりの影響を受けて、グローバル市場のコモディティ価格は全体的に低下することが予想される。しかし新たな経済促進政策の効果が徐々に現れることで、市場の需給関係が改善される上、関税政策が変わる前の輸出加速が続いていることも加わって、中国の工業製品価格の回復上昇が推進される見込みで、PPIの前年同期比低下幅は縮小するだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年1月10日
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