【習近平総書記の関心事】廃棄物を宝に 循環型経済の「魔法の力」

人民網日本語版 2025年01月16日15:30

習近平総書記は循環型経済について「廃棄物を宝に変えて循環利用することは成長産業であり、ゴミを資源化することは朽ち果てた物を素晴らしい物に変えることであり、科学であり芸術でもある」「ハイレベルな環境保護を通じて、発展の新たな原動力と優位性を絶えず形成し、グリーン・低炭素の循環型経済システムの構築に力を入れ、発展に伴う資源と環境のコストを効果的に低減し、発展の潜在力と持続力を高め続ける」と述べた。

発展モデルを転換し、効率的な資源利用を促進する……中国において、循環型経済は並外れた「魔法の力」を示している。

天津子牙循環経済産業パーク(撮影・趙子碩)

天津子牙循環経済産業パーク(撮影・趙子碩)

冷蔵庫を分解するTCL奥博(天津)環保発展有限公司の作業員(撮影・趙子碩)

冷蔵庫を分解するTCL奥博(天津)環保発展有限公司の作業員(撮影・趙子碩)

天津市静海区にある天津子牙循環経済産業パークでは、循環利用可能な資源が再生されている。この産業パークには再生資源総合利用企業155社が集まっており、各種再生資源を年間1000万トン近く処理・加工する能力を持ち、再生銅、再生アルミ、再生鋼鉄などの重要資源150万トンを毎年市場に供給できる。

浙江省台州市管轄下の温嶺市の港に停泊中の「藍色循環(ブルーサークル)」のロゴを記したレジャー漁船(撮影・黄筱)

浙江省台州市管轄下の温嶺市の港に停泊中の「藍色循環(ブルーサークル)」のロゴを記したレジャー漁船(撮影・黄筱)

海洋プラスチック廃棄物から作られた製品(撮影・唐弢)

海洋プラスチック廃棄物から作られた製品(撮影・唐弢)

2020年に始まった海洋プラスチック廃棄物対策事業「藍色循環(ブルーサークル)」は、「海洋を救う」実践であり、デジタル技術を応用して海洋廃棄物回収の各段階を追跡し、従来「海洋の癌」と見なされてきたプラスチックゴミを低炭素・環境保護型の原材料へと変える。回収・利用による収益は、主に地元住民に還元される。

「藍色循環」事業は、海洋汚染の解決という難題に「中国の案」を示し、世界の注目を集めた。2023年には国連環境計画(UNEP)から「地球大賞(Champions of the Earth Awards)」を授与され、2024年には第6回国連環境総会(UNEA6)で世界に推奨された。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年1月16日

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