習近平国家主席がトランプ次期米大統領と電話会談

人民網日本語版 2025年01月20日11:40

習近平国家主席は17日夜、要請に応じて米国のトランプ次期大統領と電話会談を行った。新華社が伝えた。

習主席はトランプ氏の米大統領再選に祝意を表明したうえで、「中国と米国という2つの偉大な国家は、いずれも自らの夢を追い、国民のより良い生活のために尽力している。中米両国間には広範な共通利益と広大な協力の余地がある。両国はパートナーや友人となり、互いに成果を挙げ、共に繁栄し、両国に幸福をもたらし、世界に恩恵を及ぼすことができる」と指摘。

「国情の異なる2つの大国である中国と米国の間にいくつかの溝が存在することは避けがたく、互いの核心的利益や重大な懸念を尊重し、問題解決の適切な方法を見出すことが肝要だ。台湾問題は中国の国家主権と領土的一体性に関わる。必ず慎重に扱うよう米側に望む。中米の経済・貿易関係の本質は互恵・ウィンウィンであり、対抗や衝突が我々の選択であるべきではない。双方は相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則に基づき、協力を強化し、両国及び世界に寄与する大きな事、具体的な事、良い事をより多く行い、中米という2隻の巨船が安定した健全かつ持続可能な発展の航路に沿って絶えず前進するようにする必要がある」とした。

トランプ氏は「対話と意思疎通を継続していきたい。習主席と早期に顔を合わせることを期待している。米中は現代世界における最も重要な国であり、長期的な友好を保ち、世界平和を共同で維持するべきだ」とした。

両氏はウクライナ危機、パレスチナ・イスラエル衝突など関心を共有する重大な国際・地域問題について意見交換を行った。また、戦略的な意思疎通のチャンネルを設け、関心を共有する重大な問題について定期的に連絡を取り合うことに同意した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年1月20日

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