中国の国産大型ドローン、初の量産化と引き渡しを実現

人民網日本語版 2025年01月21日14:35

写真提供・新華社(撮影・苟立峰)

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1月20日、最大離陸重量5.25トン、最大積載量1.9トンの中国初の大型ドローン「鴻雁(HY100)」が、新疆維吾爾(ウイグル)自治区石河子市にある北京天域航通科技有限公司の石河子市生産拠点で量産化に成功し、そのうち3台は順調に顧客に引き渡された。これは中国の国産大型ドローンにとって初の量産化と引き渡しの実現でもある。

写真提供・新華社(撮影・苟立峰)

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同拠点を取材すると、ラインオフしたばかりの「鴻雁」5機が格納庫に置かれ、うち3機はその日に引き渡された。それぞれ農業・林業における植物保護、航空物流などの分野における作業に利用される予定だ。固定翼大型ドローン「鴻雁(HY100)」は、同公司が開発した大型ドローンシステムで、ドローンと地上管制ステーションで構成され、最大離陸重量5.25トン、最大商用積載量1.9トン、最大航続距離1800キロメートル、最長飛行時間10.6時間、真高度4メートルでの持続的で安定した長時間飛行が可能であり、独自の知的財産権を備える。

大型ドローンとは最大離陸重量が150キログラムを超える無人航空機のことで、農林業の植物保護、物流輸送、空中投下・空中配送、緊急救助など、幅広い応用シーンがあるという。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年1月21日

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