第9回アジア冬季競技大会が2月7日に哈爾浜で開幕
第9回アジア冬季競技大会の開会式が今月7日夜、黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市で開催される。2022年の北京冬季五輪に続き、中国で冬季の国際総合競技大会が再び開催されることになる。閉会式は14日に開催される。中国新聞網が報じた。
3日に哈爾浜市で開催された聖火リレーにはランナー120人が参加した。聖火は7日夜の開会式で、メイン聖火台に灯されることになっている。
今大会は6競技、11種別、64種目が設置されている。スピードスケート2種目、ショートトラックスピードスケート1種目、カーリング1種目、スキーマウンテニアリング3種目、フリースタイルスキー9種目、スノーボード4種目など、64種目のうち31%が今回初めてアジア冬季競技大会で実施されることになっている。
また今大会にはアジアの34ヶ国・地域から選手約1270人が出場することになっており、参加国・地域や出場選手の規模がすでに過去最多となっている。うち、カンボジアとサウジアラビアは今回が初出場で、アジアのさらに多くの国・地域においてウィンタースポーツを楽しむ人が増えていることを示している。
聖火ランナーのトップバッターを務めた冬季五輪フィギュアスケートの中国初の金メダリスト・申雪さん(撮影・趙宇航)。
アジア・オリンピック評議会(OCA)のフセイン・ムサラム事務総長は6日、今大会の準備作業を高く評価し、「哈爾浜は素晴らしい努力を払って、短期間に全てのプロジェクトの引き渡しが行われた。都市のレベルだけでなく、施設のレベルも、大会の要求を厳格に遵守している。非常に効率的で、プロフェッショナルだ」と絶賛した。
練習するショートトラックスピードスケートの中国代表チーム(撮影・趙宇航)。
最新テクノロジーを駆使した開会式
アジア冬季競技大会組織委員会・大型活動部の周巍副部長は6日、「開会式は約80分を予定している。うち、セレモニーが約50分で、パフォーマンスや聖火点灯セレモニー、及びテーマソングの歌唱などが約30分となっている」とした。
開会式のパフォーマンスのテーマは「Dream of Winter、Love among Asia」となっており、哈爾浜、中国、アジアという3つの観点から構成された演出になっているという。
「Dream of Winter、Love among Asia」をテーマにした哈爾浜氷雪大世界のメインタワー(撮影・于琨)。
これまでの大会と異なり、今大会の開会式は、イノベーティブな構成となっており、メイン会場とサブ会場を組み合わせた演出が行われることになっている。メイン会場は哈爾浜国際会議展覧スポーツセンター、サブ会場は「世界最大の氷雪テーマパーク」である哈爾浜氷雪大世界で、スクリーンを通して2会場を結び付ける。
理想的な演出効果を実現するため、開会式では、大規模AIモデルや拡張現実(AR)といったテクノロジーがふんだんに駆使される。その他、氷や雪の要素も最大限取り入れられており、ウィンタースポーツの活力や氷と雪の文化の魅力を全面に打ち出しているという。
周副部長は、「非常にイノベーティブで、特色豊かな点火セレモニーは、きっと観衆にとって印象的なセレモニーとなるだろう。また、創意に富んだ開会式の演出も、感動的で素晴らしい体験となるだろう」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年2月7日
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