中国の大規模AIモデルが続々登場、中米のテクノロジー株の価値再評価の可能性

人民網日本語版 2025年02月07日16:53

最近、中国の大規模AIモデル分野で活発な動きを見せており、新モデルが続々と登場している。

アリババクラウドの通義チームは1月29日、20兆トークンを超える事前トレーニングデータと強力なパフォーマンスを誇る「Qwen2.5-Max」を発表。

華為(ファーウェイ)は2月5日、「DeepSeek」シリーズの新モデルを昇騰(Ascend)コミュニティで公開。このシリーズはすでに国家スーパーコンピューティングインターネットプラットフォームや百度スマートクラウドなど複数のプラットフォームで利用可能。

サードパーティの大規模AIモデル評価プラットフォーム「Chatbot Arena」の最新ブラインドテストランキングによると、複数の中国企業の大規模AIモデルのパフォーマンスが優れており、個別の項目では海外の主要モデルを上回る結果となった。この結果は中国内外のSNSで大きな話題となり、中国国内では「国産モデルのさらなる発展」への期待が高まり、海外ユーザーからも「中国のAIモデルの技術向上の速度と品質」に驚きの声が上がっている。

平安証券の報告は、「国産大規模AIモデルの急速な向上により、実用化が加速する見込みだ」とした。華泰証券は、「DeepSeekの優位性が投資家による中国のテクノロジー企業の技術ポテンシャルの再評価を推進し、中国と米国のテクノロジー株の価値再評価を促進する可能性がある」と指摘。中信証券は、「2025年、AIなどの新技術や新たなビジネスモデルの発展により、中国のA株市場はテーマ別投資の盛んな年を迎え、新興産業が急成長する見込みだ」との見方を示した。(編集ES)

「人民網日本語版」2025年2月7日

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