【音声ニュース】スピードアップ!急成長する人型ロボット産業

人民網日本語版 2025年02月13日10:25

今年の旧暦大晦日に放送された中国中央テレビ局の年越し番組では、人型ロボットとダンサーが共演するダンスパフォーマンスが披露され、視聴者の間で大きな話題となった。

この番組に登場した人型ロボットは、中国のロボットメーカーが開発し、2023年に北京で開催された世界ロボット大会で初めて公開された。エンジニアによる訓練を経て、走る・跳ぶ・さらには後方宙返りといった高度な動作を習得し、今年、ついに年越し番組の舞台に登場した。

今や人型ロボットは競争の激しい新たな注目産業となっている。

人型ロボットに対する関心が高まる中、今年に入り人型ロボット産業が急成長。市場関係者の間では、人型ロボット産業を有望視する声が多く聞かれる。

また、世界の超大手テック企業も人型ロボット分野への投資を拡大。テスラのイーロン・マスクCEOは、年内に数千台の人型ロボットを生産する計画を明らかにした。

ある統計データによると、2024年6月時点で世界の人型ロボットメーカーはすでに160社以上に達しており、このうち60社以上が中国企業で、中国は世界最大の人型ロボット製造国となっている。

中国のロボットメーカーの関係者は「技術が成熟すれば、人型ロボットが高齢化により生じる問題の緩和において、顕著な可能性を備えることになるだろう。高齢者の老後の暮らしにおける質の高いパートナーとなり、日常生活や健康管理だけでなく、メンタルケアにおいても欠かせない役割を果たすことになるだろう」としている。

「人民網日本語版」2024年2月13日

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