フィギュアスケートは日韓の戦いに注目 アジア冬季競技大会

人民網日本語版 2025年02月13日10:01

黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市で開催中の第9回アジア冬季競技大会は11日、フィギュアスケートの競技が始まった。今大会のフィギュア競技は日本と韓国の戦いが最大の注目点だ。両国は男子シングルスと女子シングルスにいずれも世界レベルの選手を擁している。

韓国は男子シングルスに車俊煥(チャ・ジュンファン)と金堅謙(キム・ヒョンギョム)が出場する。少し前にイタリア・トリノで行われた2025年トリノ冬季ワールドユニバーシティゲームズで銅メダルを獲得した車選手は、18年に平昌で開催された冬季五輪と22年に北京で開催された冬季五輪にも出場し、アジア冬季競技大会は今回が初めての出場となる。

韓国・聯合ニュースによると、過去のアジア冬季競技大会のフィギュアでの韓国チームの成績は、17年の札幌大会で女子シングルの金メダル(崔多氷<チェ・ダビン>)、1999年の江原道大会でアイスダンスの銅メダル(楊太花/李千君<ヤン・テファ/イ・チョングン>ペア)、11年のアスタナ・アルマティ大会で女子シングルスの銅メダル(郭敏貞<カク・ミンジョン>)をそれぞれ獲得した。車選手は2026年にイタリアのミラノ・コルティナダンペッツォで開催される冬季五輪までまだ1年あるこの時期に、韓国男子フィギュア初となる冬季アジア大会の金メダル獲得を目指している。

車選手の最大のライバルは北京冬季五輪で銀メダルを獲得した、日本の有力選手の鍵山優真とそのチームメイトの佐藤駿だ。佐藤選手は、「メダルを獲得できるようがんばる。ショートプログラムでもフリーでもミスのない演技をしたい」と話している。女子シングルスのメダル争いで最大の注目点は、なんと言っても北京冬季五輪で銅メダルを獲得し、世界選手権を3連覇した日本の坂本花織で、韓国の金彩妍(キム・チェヨン)と金瑞英(キムソヨン)も金メダルを狙う。

聯合ニュースが11日に伝えたところでは、金彩妍は今シーズンに先立つ2つの代表選抜大会で優勝し、韓国トップの地位を揺るぎないものにした。金瑞英は昨年10月に行われた冬季アジア大会代表選抜大会で2位になり、大会への切符を手にした。初めて国際的な総合競技大会に出場する金彩妍選手は、10日に聯合ニュースの取材に対し、「冬季アジア大会は規模の大きな大会で、メダルを取るつもりで努力し練習を重ねてきた。試合ではベストを尽くしたい」と話した。五輪公式サイトは、「日本チームについて言えば、冬季アジア大会の成績が金メダル以外なら、冬季五輪フィギュア競技メダリストである坂本花織と鍵山優真にとっては不本意な成績ということになるだろう」との見方を伝えた。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年2月13日

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