中国で増加しつつある北上してウィンタースポーツ楽しむ人々
黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市で開催中の第9回アジア冬季競技大会の中国選手団秘書長を務める、中国国家体育総局ウィンタースポーツ管理センターの王磊主任は13日の取材に対して、「2022年の北京冬季五輪開催後から、2024年4月までの約2年の間に、中国のウィンタースポーツ人口は3億1300万人に達した。そして、北上してウィンタースポーツを楽しむ南方エリアの人も増加している」と明らかにした。新華社が報じた。
取材に応じる王磊主任。
中国国家統計局の関連当局の調査データによると、2022年の北京冬季五輪開催後から、2024年4月までの約2年間の中国のウィンタースポーツ参加率は22.13%で、その人口は3億1300万人に達した。
王主任は、「ウィンタースポーツの発展の傾向を見ると、南方エリアと北方エリアで大きな差がある。北方エリアでは、夢中になっている愛好者が多く、屋外のスケート場やスキー場がメインとなっており、より専門的だ。一方、南方エリアは『家族旅行で体験』や『遊び程度』がメインで、屋内のスケート場やスキー場がメインとなっており、本格さだけでなく、体験をより重視している。こうした差があるため、南方エリアのウィンタースポーツ愛好家が、雪が積もるシーズンになると『北上』し、『南方エリアの人が北上』という流れができている。長江デルタや珠江デルタエリアに住むウィンタースポーツ愛好家は、北京・天津・河北省、東北エリア、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、内蒙古(内モンゴル)自治区のウィンタースポーツとウィンターツーリズムの顧客として主力となっている」とした。
仲間と一緒に新疆・阿勒泰(アルタイ)地区の将軍山国際スキー観光リゾートで記念写真を撮影する浙江省から来た「95後(1995-99年生まれ)」の女性・張琦彬さん(写真手前、1月28日撮影・胡虎虎)。
王主任は、「冬季五輪の会場が有効活用され、全国民を対象に共有するモデルケースとなっていることは注目に値する。北京冬季五輪開催後、ほとんどの会場がリニューアルされて、秩序に基づき、一般開放されている。例えば、ビッグエア首鋼は、年間延べ50万人の観光客が訪れる人気観光スポットとなっている。また、国家スピードスケート館は一般開放日を設け、『五輪クオリティ』と『市民へのサービス』のシームレスリンクを実現している」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年2月14日
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