中国27都市の2024年度GDPが1兆元超え 河北省唐山市も仲間入り

人民網日本語版 2025年02月17日16:46

中国の各都市が最近、2024年度の「経済の成績表」を次々と発表している。その都市別GDPを見ると、27都市が1兆元(1元は約20.9円)の大台を上回っている。

「GDP1兆元都市」は、地域経済の成長を押し上げる核心的成長極となっている。各地が発表したデータによると、2024年、中国の27都市のGDPが1兆元を超えていた。その内訳は、上海市、北京市、深セン市、重慶市、広州市、蘇州市、成都市、杭州市、武漢市、南京市、寧波市、天津市、青島市、無錫市、長沙市、鄭州市、福州市、済南市、合肥市、仏山市、西安市、泉州市、南通市、東莞市、常州市、煙台市、唐山市。河北省唐山市が1兆3億9000万元に達し、同省で初めて1兆元の大台を超え、中国で1兆元以上に達した27番目の都市になったことは注目に値する。

27都市の分布を見ると、長江デルタエリアが最も多く、上海市、蘇州市、南京市など合わせて9都市となっている。珠江デルタエリアは、深セン市や広州市、仏山市、東莞市の4都市となっている。

総生産額を見ると、トップは上海市で、前年比5%増の5兆3926億7100万元だった。2位は北京市で、4兆9843億1000万元だった。3兆元の大台を超えたのは、深セン市、重慶市、広州市、2兆元の大台を超えたのは、蘇州市、成都市、杭州市、武漢市だった。

GDPが1兆元を超えている都市にはどんな注目ポイントがあるのだろうか?中国工業・情報化部(省)情報通信経済専門家委員会の委員を務める盤和林氏は、「これらの都市にはいずれも整備された産業体系があり、産業が大規模になっているという特徴がある。その産業は、先端製造業や現代サービス業、テクノロジーイノベーションといった複数の領域をカバーしており、多元的な経済構造を形成している。またこれらの都市は、イノベーション主導を重視し、科学研究の実力やイノベーションキャパシティが比較的高く、産業の高度化・モデル転換を継続的に促進することができる。また、地理的好条件や、整備された交通機関などを備え、資源要素が集まる流通の条件が整っていて、経済の急速な発展が促進されている」と分析している。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年2月17日

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