全人代代表・全国政協委員の提案は取り入れられるのか?
最近、ネット上で「全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)がまもなく開催される。全人代代表や全国政協委員の取り組みに関する報道が少なからずあり、彼等は多くの提案を行っているが、これらの提案は取り入れられるのか?どの程度の役割を果たしているのか?」との質問があった。人民日報が伝えた。
■全人代代表・全国政協委員は法に基づき、国民のために責務を履行
全国人民代表大会(全人代)では、代表たちが政府活動報告、全人代常務委員会活動報告、最高人民法院(最高裁)・最高人民検察院(最高検)報告及び計画報告、さらに「国家の帳簿」と呼ばれる予算報告を審議する。これらの報告は国の立法・行政・司法の運営や予算の使い方・使い道に関わるものであり、最終段階で修正が加えられることもある。報告が審議を通過して初めて、国家機関は順調に責務を履行することができる。
代表・委員は視察・専門調査・法執行検査への参加、議案・提言・提案の提出、審議での発言、質疑、選挙・採決への参加、隔週協商座談会への出席などを通じて、法に基づき、国民のために責務を履行する。
■どのくらいの提案が取り入れられるのか?
2月28日に行われた国務院の定例ブリーフィングでは、2024年に国務院の各当局が受理した全人代代表の提言は8783件(全提言の95.1%)、全国政協の提案は4813件(全提案の96.1%)で、いずれも期限内に処理されたと発表された。
昨年、国務院の各当局は代表・委員の提言・提案計5000件余りを取り入れ、関連する政策措置2000件余りを打ち出し、質の高い経済発展の促進、科学教育興国戦略の実施の後押し、農村の全面的振興の推進、民生保障・改善などの分野で新たな成果を収めた。
議案や提言、提案はいずれも汗と知恵、心血の結晶であると言えるだろう。代表・委員は責務を履行するためのルートや手段を持っており、何よりも重要なことに、その提言や提案は確かに効果をあげている。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年3月3日
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