【素敵な四季を探す旅】 啓蟄

人民網日本語版 2025年03月05日09:12

3月5日は二十四節気の3番目「啓蟄」。「素敵な四季を探す旅」シリーズでは、旅行好きなSisiが素敵な四季を探す旅に案内!今回は万物がすくすく育つこの時期の江西省婺源県を紹介する。

「啓蟄」は春雷が鳴り、春風が吹く時期。「啓蟄」はその春雷の音に驚き、土の中で冬眠していた動物たちが飛び出してくるという意味がある。そのためこの時期の婺源県の田野は次第に活気を帯び始める。黄色い菜の花が山肌を覆い、桃やスモモの花も見頃を迎える。これらの花々と中国の伝統的な建築流派「徽派建築」の建物が引き立て合い、春の息吹を感じさせてくれる。

野草は婺源の人々にとって春の味だ。「啓蟄」の時期は、思渓延村の野草がすくすく育つ時期でもある。コヨメナやドクダミなども、旬を迎え、婺源の人々の食卓に並ぶ。

また「啓蟄」の到来で、農家の人々も忙しくなり始める。婺源県を含む中国の大部分の地域では、すでに春の耕作の大事な時期に入っている。ひっそりしていた冬を越え、自然の力が徐々に蘇るのもこの時期だ。

春雷が鳴ると、万物が育つ。まもなく3月となるこの時期、ひっそりと隠れていた幸運が、春雷と共に目覚め、飛び出してきますように!

(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月5日

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