【素敵な四季を探す旅】 雨水

人民網日本語版 2025年02月18日09:12

2月18日は二十四節気の2番目「雨水」。「素敵な四季を探す旅」シリーズでは、旅行好きなSisiが素敵な四季を探す旅に案内!今回は春の気配に誘われて訪れた広西壮(チワン)族自治区桂林市の春の物語を紹介する。

「雨水」の到来は、降雨量が少しずつ増えることを意味している。この頃になると、桂林市を流れる漓江の水位も上がり、趣ある風景が広がるようになる。また三寒四温となるこの時期、漓江に浮かぶ船には傘をさして乗る観光客を目にすることができるようになる。

「雨水」は田畑を耕す時期でもある。春の雨が大地を潤し、田畑は生気を取り戻し、緑に染まり始まる。二十四節気は、中国だけでなく、世界にも益をもたらしている。その昔、二十四節気は中国から日本へ伝わり、日本の気候に合わせて調整された。日本では「雨水」は農家の人々が灌漑を強化し、その年が豊作になるよう準備を整える時期となる。

また「雨水」は、菜の花が見頃を迎える時期でもある。桂林の人々の目を楽しませる2月の田園風景に、一面に咲く黄色い菜の花畑は欠かせない。桂林市全州県の山や野原では菜の花が次々と見頃を迎えていく。土と菜の花の香りが春の風に乗って漂うと、春の到来を感じさせてくれる。

水が万物を潤すと、希望も育まれる。万物を潤す春の雨が、人々の心も潤し、春の温もりと幸運をもたらしますように!

(編集KN)

「人民網日本語版」2025年2月18日

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