工場のスマート化がさらに加速 蔚来が新車の自動移送を実現
安徽省合肥市に位置する蔚来(NIO)新橋第二工場が最近正式に生産ラインから新車を自動移送する「5G+車・道路・クラウド協調」の大規模運用を開始し、新車の最終組立工場出口から走行テスト道路までの全プロセスにおける自動運転による移送を実現したことが、蔚来の公式発表で分かった。人民網が伝えた。
今回導入された「5G+車・道路・クラウド協調」ラインオフされた新車の自動運転による移送の実証実験道路は全長約450メートルであり、最終組立工場出口と走行テスト道路を接続しており、感知効率と意思決定精度の両面においてブレイクスルーを遂げた。感知面では、5G技術の高速性と低遅延性により、「車・道路・クラウド」のリアルタイムな連携が可能になり、車両は周囲環境を高精度で認識し、潜在的な危険を事前に回避することができる。意思決定面では、通信アーキテクチャにより、「車・道路・クラウド」の協調型意思決定が最適化された。道路側に設置されたカメラやLiDAR(ライダー)などのデバイスが車両の感知範囲を拡大し、クラウド上のアルゴリズムがリアルタイムで経路計画を最適化し、車載システムが指令を正確に実行する仕組みとなっている。
蔚来製造物流運営責任者の紀華強氏は、「工場がラインオフされた新車の自動運転による移送の大規模運用を実現できた主な要因として、デジタル技術を駆使したスマート製造能力によるものだ。具体的には、先進的な設備、工程の柔軟性、チェーン全体のスマート化、高効率な産業チェーン、低炭素で持続可能な運営といった特長がある。さらに、工場の建設初期段階から将来の技術開発ニーズを見据えた高速光ファイバーブロードバンドが導入された。これが工場のデジタル『神経中枢ネットワーク』を形成し、『車・道路・クラウド協調』とAIを活用した生産意思決定の基盤を提供している」と述べた。(編集ES)
「人民網日本語版」2025年3月6日
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