浙江省、今年は延べ100万人以上の職業技能研修を計画

浙江省は今年「技能で将来を照らす」研修プログラムを実施し、先進製造業やデジタル経済などの分野を重点として、延べ100万人以上の職業技能研修を計画していることがこのほど、浙江省人的資源・社会保障庁への取材で分かった。新華網が伝えた。

計画によると、浙江省は都市部・農村部をカバーする「30分職業技能研修圏」の構築を進め、重点対象者の技能習得による雇用及び高品質な雇用の創出を促進する。また産業発展の需要をめぐり、先進製造業の技能基盤強化やデジタル分野の高技能人材倍増といった施策に注力し、重点産業で緊急に求められる技能人材の育成を加速させる。

技能型農村の継続的な建設も、浙江省の技能研修における重要な取り組み内容だ。金華市を例にすると、現地は近年「1村1ブランド、1鎮1特色」技能農村発展システムの構築に注力し、「技能＋労働ブランド」「技能＋重点支援」「技能＋産業振興」の施策を実施している。現在まで同市は35の技能型村を建設し、1万2000人の農村技能人材を育成している。

浙江省は近年、政策支援とインセンティブ強化を通じ、「技能向上・生産性向上・収入増加」の技能による富の創出システムを積極的に構築し、労働者の意識を「受動的な研修」から「主体的な研修」へと転換させてきた。データによると、2024年に浙江省で新たに増加した技能人材は86万9000人に達し、うち製造業は30万9000人、デジタルは21万9000人、高齢者介護・幼児保育関連は8万3000人。16万1000人の高度技能人材が各地の人材分類リストに登録された。（編集YF）

「人民網日本語版」2025年3月11日