「顔面偏差値」が「産業価値」に 「花見+」が文化観光の消費に活力注入

人民網日本語版 2025年03月19日15:53

写真提供・新華社

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春が到来し、消費市場は、「春限定」の特需に沸き、春の「顔面偏差値」の「産業価値」への転換が加速している。

オンライン旅行会社(OTA)の途牛旅遊網のデータによると、桜や菜の花といった春限定の花の鑑賞をテーマにした観光商品に最近、予約が殺到している。

また、春を満喫する旅行のスタイルも多様化している。例えば、シルバー観光列車は、高齢者の理想の老後生活の夢を乗せ、春に向けて出発している。3月上旬、山東省初のシルバー観光列車「齊魯之星」が煙台駅から、高齢者700人以上を乗せて南方エリアに向かって出発した。14日間かけて、湖南省や重慶市、貴州省、雲南省、江西省を巡るツアーとなっている。

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貴州省興義市万峰林景勝地では今、400ヘクタール以上の菜の花畑が見ごろを迎え、省内外から観光客が押しかけ、うららかな春景色を満喫している。

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競うように咲き誇る菜の花のおかげで、農村にやって来る観光客が増え、「花見経済」がアグリツーリズムの大々的な発展を促進し、付近のカフェや農家楽(農家の生活を体験できる民宿)は大勢の客で賑わいを見せている。そして、農村が景勝地に、田畑が公園に、農地が産地に、農家の家屋が民宿へと「華麗なる変身」を遂げ、花見旅行の実質の価値がどんどん高まっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月19日

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