上海理工大学の授業「健康的なダイエット」で平均4キロのダイエットに成功

人民網日本語版 2025年03月26日14:35

体重を100キロから65キロにまで減らした

体重を100キロから65キロにまで減らした劉昌浩さん。

かつて体重が100キロあった男子学生が、大学のある授業を受けたことがきっかけで、なんと35キロのダイエットに成功。「スタイリッシュな男性」への華麗なる変身を遂げた。

それは、在学する小太りの学生のダイエットをサポートするために、上海理工大学が2022年に開設した「健康的なダイエット」の授業だ。データによると、1学期間継続できた学生は平均4キロダイエットでき、体脂肪率も3-5%減るという。一番頑張った男子学生の劉昌浩さんは、3年間かけて、体重を100キロから65キロにまで減らした。取材に応じた劉さんは、小太りだった当時の写真と、筋肉隆々に仕上がった現在とのビフォーアフターを見せてくれた。

中国国家衛生健康委員会が発表した「肥満の成人の食事ガイド」によると、中国の18歳以上の住民の肥満率は16.4%、過体重率は34.3%となっている。多くの学生が体重を気にしており、体重が増える理由トップ3は、「座っている時間が長い」、「デリバリーの利用」、「夜更かし」となっている。

「健康的なダイエット」の授業は上海理工大学で、いつも一番人気の授業の一つで、定員は最初の60人から今では100人にまで増えたものの、依然として定員を超える応募がある状態で、一瞬で募集枠が埋まるという。この授業を担当している馬成先生によると、「この授業は、医学的に過体重となるボディマス指数(BMI)が25以上の小太りの学生を優先している。授業を選択できず、単位がもらえるわけではないものの、一緒にフィットネスしたいと、授業に参加する学生も多い」という。

馬先生によると、同授業では毎回アンケート用紙を配り、学生のトレーニングの感想や疲労感などをチェックしている。週に3回フィットネスダンスをして、高強度のインターバル・トレーニングを行うほか、水泳や筋トレといったステップアップコースも設置している。

ダイエットは「食事7割、運動3割」とよく言われる。上海理工大学は新学期から、食堂にダイエットしたい学生を応援する「ダイエットメニュー」を受け取ることができる窓口を設置した。その値段は16-18元(1元は約20.7円)で、メニューは鶏肉や牛肉、エビ、野菜、玄米などとなっている。

この大学の体育教学部が開設した「健康的なダイエット」という特色あふれる授業では、正しい指導の下による運動や飲食を提案することで、2022年から今までに、学生400人以上が効果的に体重を管理し、健康的な身体づくりができるようサポートしてきた。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月26日

注目フォトニュース

関連記事