中国の月探査20年展が開催 世界初となる月の表裏のサンプルを比較展示

人民網日本語版 2025年04月03日09:45

「九天攬月(天に昇り月をつかみとる)――中国の月探査20年」展示会が1日、国家博物館で一般公開された。今回の展示会では、世界で初めて月の表側・裏側のサンプルが比較展示され、100点ほどの貴重な実物と歴史的文書・写真が初めて一斉に公開された。新華社が伝えた。

中国初の月探査による月全体画像マップ(署名版)。撮影・劉禎

中国初の月探査による月全体画像マップ(署名版)。撮影・劉禎

「嫦娥1号」は2007年に月周回飛行に成功し、初の月全体画像マップを取得した。現在この画像マップが目の前に展示されている。この画像には、月面の画像だけでなく、月面の地形データもある。当時世界で公開された月画像マップのうち最も完全な一枚となった。

「嫦娥3号」は月面探査車「玉兎号」を搭載し、2013年に月面への着陸に成功した。その後「玉兎号」は切り離され月面に降り立ち、適切な位置に移動した後に嫦娥3号着陸機と貴重な「月の記念写真」を撮影し合った。

「嫦娥5号」は2020年に月のサンプルリターンという偉業を達成した。「嫦娥6号」は2024年6月25日に1935.3グラムの月裏側サンプルを持ち地球に帰還し、人類初の月裏側サンプルリターンを達成した。「これは人類史上初の月球の表側と裏側のサンプルを同時に間近で比較観察する機会だ」と70歳を超える中国月探査チーフエンジニアの呉偉仁氏は展示品を前に興奮を抑えきれなかった。

「嫦娥6号」の岩屑サンプルと粉末サンプル。撮影・劉禎

「嫦娥6号」の岩屑サンプルと粉末サンプル。撮影・劉禎

20年にわたる苦難の道のりを経て、中国の月探査は「周回・着陸・帰還」の3段階計画を無事完了し、複数の「世界初」を創出し、無から有へ、小から大へ、弱から強へという歴史的飛躍を達成した。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年4月3日

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