中国産旅客機C909 ベトナムでの商業運航を開始

人民網日本語版 2025年04月21日17:04

成都航空有限公司がベトナムのベトジェットエアにウェットリースした中国産ジェット機「C909」。(写真提供:成都航空公司)

成都航空有限公司がベトナムのベトジェットエアにウェットリースした中国産ジェット機「C909」。(写真提供:成都航空公司)

成都航空有限公司がベトナムの格安航空会社(LCC)のベトジェットエアにウェットリースした中国産旅客機「C909」2機が19日、「ハノイ-コンダオ島-ホーチミン」路線で正式に運航を開始した。これにより、中国商用飛機公司の製造した航空機がベトナムにおける商業運航を開始したことになる。中国新聞網が伝えた。

ウェットリースは国際的に用いられている航空機のリース方式。リースする側は航空機だけでなく、乗務員、安全管理、メンテナンス支援、飛行制御などのサポートも提供する。ベトジェットとのC909のリース契約では、リースする側の成都航空公司は特別チームを立ち上げ、各種準備作業を積極的に進めるとともに、C909の豊富な飛行経験を活かして、C909のベトナムでの円滑な運航を効率的に支援している。

ベトジェットはベトナム初の民間航空会社で、主にベトナム国内路線とアジア太平洋地域の国際路線を運航しており、年間旅客輸送量は同国でトップクラス。今回の「C909」2機のウェットリースにより、輸送力がさらに強化され、地域路線ネットワークがより充実し、ベトナムの航空輸送市場の発展に寄与することが期待される。

「C909」は現在、インドネシアのトランスヌサ、ラオス国営航空、ベトジェットの3つの海外航空会社により東南アジアで累計15路線で運航されており、これまでに輸送した旅客は延べ25万人を超える。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年4月21日

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