中国教育部が高等教育機関に新たに29学科を開設
中国教育部(省)は22日、「2025年度普通高等学校学部学科届け出・審査結果」(「普通高等学校」は高等教育機関を指す)を発表し、「学部・学科目録」に新たに29学科が組み込まれ、今年度の中国大学統一入学試験(通称「高考」)を通じて新入生が募集されることになったことが明らかになった。また、国家戦略的に急を要する学部について、例外的に設置するメカニズムが初めて採用されることになった。
これにより現時点で、中国全土の高等教育機関の学部には、93の学問分野と、845学科が開設されている。
国家戦略に貢献する分野としては、地域研究やカーボンニュートラル科学・工学、海洋科学・技術、健康・医療保障といった学科が設置された。
またテクノロジーの発展に合わせて、スマート分子工学や医療機器・設備工学、スペースタイム情報工学といった学科が増設された。
積極的に市場のニーズに合わせた学科としては、国際クルーザー管理やスカイスポーツといった学科が増設された。
さらに人工知能(AI)の経済・社会の発展へのエンパワーメントに焦点を合わせて、AI教育やスマート視聴工学、デジタル演劇といった学科が増設された。
速やかに国家戦略に呼応するべく、教育部は国家戦略的に急を要する学部について、例外的に設置するメカニズムを初めて採用し、中共中央の最新の計画、注目度の高い戦略的分野に合わせて、関連の学科を設置するための「グリーンチャンネル」を開設した。同部は昨年、低空域飛行活動による経済形態「低空経済」の急速な発展というニーズに焦点を合わせて、特定の時期にしか届け出と審査ができないという慣例を破り、北京航空航天大学といった高等教育機関6校に「低空技術・工学」学科を増設するよう指導した。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年4月22日
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