東京で「慰安婦」問題と向き合うよう日本政府に求める抗議活動
![]() |
世界「慰安婦記念日」にあたる2024年8月14日、南京利済巷慰安所旧跡陳列館を見学する市民(資料写真、撮影・泱波)。 |
日本や韓国の青年ら数十人が今月23日夜、東京の新宿駅前に集まり、慰安婦被害者の名前を呼びあげ、その証言を朗読し、日本の社会に対して、「慰安婦」問題に向き合い、侵略の歴史を心に銘記するよう呼び掛けた。新華社が伝えた。
抗議活動は注目を集め、多くの人が足を止めて見ていた。抗議活動参加者は「被害者の声に耳を傾けて!」や「歴史否定を許さない!」と書かれた横断幕を掲げて、「慰安婦」問題を歪曲し、うやむやにする日本の右翼勢力に抗議した。参加者は新宿駅前で、「慰安婦」被害者の証言を朗読し、暴行を受けた悲惨な経験を伝え、黙祷を捧げ、既に亡くなった被害者を追悼した。
抗議活動に参加した岡田千枝子さんは、「『慰安婦』問題は、女性に対する性暴力であり、人権を踏みにじっている。しかし、日本の右翼は未だにその歴史の事実を否定し、うやむやにしており、本当に許せない。このような活動を通して、一人でも多くの人に注目し、理解してもらい、日本政府がその歴史を無視している現状を変えたい」と語った。
川崎市から抗議活動に参加したという佐藤正さんは取材に対して、「日本の侵略行為により、多くの被害者が出た。それなのに、右翼勢力は未だに、何もなかったかのように、その歴史を否定している。それは完全に間違っている。侵略の歴史を直視し、強制連行されて、慰安婦や強制労働者となった被害者と向き合い、謝罪するほか、納得のいく賠償を行うというのが本当の解決策だ」とした。
第二次世界大戦中、旧日本軍は、強制連行や、だまして連れて行くといった手段を使って、朝鮮半島や中国、東南アジア諸国の女性を連行し、その数は70万人以上に上った。「慰安婦」強制連行は、日本の軍国主義が犯した人道に対する罪であるものの、日本政府は未だにその歴史を直視しておらず、旧日本軍が犯した残酷な罪をうやむやにし、否定しようとする動きがある。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年4月24日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn